長野の夜が更けてゆく。軽井沢から長野市へ。
8月中旬から9月上旬にかけて引越しします。今姉が住んでいるところが空くのでそこで一人暮らしです。
そこは、目の前に大きな川があって、夜窓を開けているとサラサラと水が流れる音が聞こえてきます。懐かしい音。僕が小さい頃毎日聞いていた音。でも、今ほど意識していなくて、当たり前のようだった。
そして、川の上を線路が通っていて、しなの鉄道という鈍行列車や、新幹線などが通る。
これもガタンゴトンと時折、遠くから聞こえてくる。裾花川としなの鉄道のハザマで。
無いのは、海だけか。そして、周りがあまり高い建物がない、駅から歩いて15分の住宅地。空がひらけて眺めがいい。窓から小さい頃毎日遊んだ、隣の公園を眺めて懐かしむ。
過去が嫌いと言った。けど、最近気づいた。変われるって。
今は、まだ完全に好きって言えないけど、好きな思い出も過去もあるんだな。
そんな過去を棄てていた僕の愚かさを思っている。けど、やっぱり軽井沢は嫌いかな。
嫌な思い出が多すぎる。もう名前も覚えていない中学・高校の友人。所詮はその程度。
今を大切に。でも、まだ美研の人は友達ではない。ただ、そこに居るだけ。ただの人。今をたまたま一緒にいるだけ。
けど、腹をわって話した子とかは、けっこう好きになっていく。恋愛感情ではなくて、人として好きみたいな。
変われる。変わりたい。一生の友人を作りたい。そのために大学へ。奨学金の問題があるけれど、頑張ってみる。
2008年7月19日。深夜。まだまだ夜は更けていく。