雨が降ると、僕はよく考え事をする。雨を見ながら、窓辺で外を見ながらぼーっとするのだ。
僕はひどく子供だ。それ故、不完全で、いつまでたっても成熟しない。成長しているのだろうか。
ここで、僕のことを少し語ってみる。
僕は本当に卑怯な人間だ。いや、人間失格とでも言おうか。
僕は、人を本気で愛したことが無いし、ましてや人を、物を大事に思ったことがない。
過去は僕にとって、消されるべき恥ずべきものだと考えている。
それ故、過去小学校・中学校・高校の写真は一切残っていない。すべて焼き捨てた。
卒業アルバムでさえ残ってはいないのだ。
人は死ぬ時愛したことを思い出す人と、愛されたことを思い出す人がいるという。僕にとって、人はすべて利用するべき道具。使い捨てる消耗品。
好きだと思った人もいた。けれど、これが本当に愛からくる好きなのかは判らなかった。
彼女と中学2年間一緒にいたが、卒業後は、一度も連絡をとらず、離れた。
しょせんはその程度だったのだろう。使える人間とゴミクズの人間。僕は、使う側の人間になるんだ。そう言い聞かせて走ってきた。力を欲してきた。無知を憎み、権力に抗い、屈服させてきた。
けれどそれで僕に何が残った?僕が、欠陥品だという、不適合者というレッテルだけだ。
僕は、どこか壊れている。もう一生治る事はないと思う。
一時期、僕は精神を押しつぶされ、リストカットした。負けたのだ。すべてに。
今まで得ていた物がすべて崩れ去り、僕にはなにも残らなかった。
今でも友達とはなんなのかは、判らない。気がつけば友達?本当に?
僕は、心から人を欲しているのか。拒絶しているのか。どうすればわかる?
僕はこれから何を求め、彷徨うのか。メチャクチャな文になったが、今の気持ちを話してみた。